今個人的にはまっているテレビ番組に「マネーの虎」(読売テレビ金曜20時〜)という番組があります。野球中継と重なり、毎週放送されていないのですが、放送がある日はビデオに撮って見ています。
この番組は吉田栄作が司会で、志願者(事業を起こしたい人)が、事業計画を出資者(企業の社長)の前でプレゼン(提案)をして、出資者が賛同すれば出資するという単純な番組です。
しかしながらこれがなかなか面白い。ある志願者は、計画の甘さで出資者に散々にコケにされ、罵倒されたり、そうと思えばある志願者には、何人もの出資者が、お金を出したがる、まさしく人間バラエティーと呼ぶにふさわしい番組です。
志願者の多くは、飲食店開業希望者なのですが、この間「パソコンの救急車」つまり、パソコンサポートの「クラシアン」(水のトラブル・・・で有名なやつ)を提案した志願者がいました。私自身日常的に、パソコンサポートもやっていますので、興味津々でその事業計画を聞き入っていましたが、内容はあまりにも業界を知らないお粗末な発想でした。その内容は、『パソコンのトラブルがないか、ちり紙交換みたいに車を走らせて、要望があればその家庭に行って、代替のパソコン(中古品)と交換して後日修理したものを届ける。その代替品はお客さんの持っているパソコンよりも性能のいいものを置いて帰る。そうすると後日修理品を届けに行ったとき、その代替品の性能がいいので、修理に3万かかり、4万で代替品を買えるなら、そちらを購入する客が多い。だから必ず成功する』というものでした。
パソコンを知らない人は、目からうろこが落ちるような発想に感じると思いますが、実際のところはどうでしょうか?確かに、一般家電製品では通用する案かもしれませんが、パソコンに関して言えば答えは「NO」だと思います。私自身が頼まれるサポートの多くは、「インターネットが繋がらない」「プリンターが印刷できない」「ソフトの使い方がわからない」「明日までに書類を作成しなければいけないのでパソコンを何とか動くようにしてほしいi」等が9割をしめます。つまりお客さんは「このパソコンを何とかしてほしい」という要望が多いのです。車みたいに単純に走ればいいとか、冷蔵庫のように、食べ物を冷やしてくれればいいというものではないのです。
当然のごとくこの企画には、誰も出資者が出ないだろうと思っていましたが、「飲食業社長」「塾経営者」が見事に開業資金約650万出してしまいました。この「飲食業社長」は普段はほとんどお金を出さなく、特に飲食関係の志願者には非常に厳しい人間なのですが、今回の「パソコン救急車」には、突っ込みも入れず、何かに取り付かれたようにお金を出しました。果たしてこの「パソコン救急車」は成功するのでしょうか?非常に興味深いものがあります。成功したら真似をしようかな(^_^;)・・・と冗談はさておき、三田駅前教室ではサポートのとき、決して中古品は売りつけませんので(*^_^*)、安心してお任せください。 by岩谷
マネーの虎公式ホームページ
http://www.ntv.co.jp/money/
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